走ってくるキャラクターに物理シュミレートをかけてコケさせよう
仕様:
走ってくるゴブリンに球をぶつけると、コケる。
コケたあと3秒後消える。
使用したもの
FirstPersonのテンプレート
Mixamoのゴブリン (無料アセット)
Gを押すとゴブリンがフニャってなるようにする
まずゴブリンを召喚します。
ゴブリンのブループリントのグラフを開きます。
カスタムイベントを作成します。名前を[Simulate]にします。
以下のMeshとCapsuleComponentをグラフに持ってきます。
Meshを[Set Simulate Physics]、Capsule Componentを[Set Collision Enabled]に繋げます。
[Set Simulate Physics]はターゲットに物理シュミレートを実装します。
[Set Collision Enabled]はターゲットのコリジョン(当たり判定)をNew Typeで選択したタイプをセットします。今回はNo Collisionになっているので当たり判定を無効化したということです。
そしてゴブリンを選択した状態でレベルブループリントを開き、ゴブリンのリファレンスを追加し、[G]を押すと先ほど作ったカスタムイベントにつながるようにします。
これでGを押すとフニャってなるBluePrintの完成です。
しかし物理シュミレーションは動かずコリジョンだけが消えています。
ゴブリンの中を覗いてる様子
物理シュミレーションが動いていないので稼働させます。
ゴブリンスケルトンメッシュが入ったフォルダを開きます。
Mixamo_Goblin(スケルトンメッシュ)を右クリックし、作成から物理アセットをクリックします。
すると物理アセットが現れます。
これで、フニャってなるかというと、
— ぶっさん (@Bussan_desu) 2015年3月10日
下に落ちてしまいます。
これはMeshのコリジョンを変えてあげる必要があります。
ゴブリンのブループリントのビューポートからMeshを選択し、CollisionをBlockAllにします。
すると、
— ぶっさん (@Bussan_desu) 2015年3月10日
フニャってなります。
球が当たるとフニャってなるようにする
まずゴブリンが自分のところに走ってくるブループリントを作成します。
ゴブリンのブループリントのエディタを開き、以下のように設置します。
そして、Nav Mesh Bounds Volumeを設置すればおkです。
次にイベントHitノードを使用します。
球のみが反応するようにするため、Otherから球のBluePrint(FirstPersonProjectile)にキャストします。
次にカスタムイベント[Simulate]を削除し繋げます。
そして、倒れた3秒後に消えるようにするため、DelayとDestroyActorノードを後ろに設置します。DelayはDuration×秒間遅らせることができるノードです。Destroy Actorとはレベル上からActorを消し去るノードです。
レベルブループリントに設置したノードを消せば
これで完成です。
以上。